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漢文における副詞「已」の用法 附「已而」の用法

春休み中、仲間内で漢文の会読をして、世説新語を読んでゐて、助字の用法が気になつたので調べてみました。書くところがないので折角なので投稿。

德行第一25

顧榮、在2洛陽1、嘗應2人請1。覺3行v炙人有2欲v炙之色1、因輟v己施v焉。同坐嗤v之。榮曰、豈有b終日執v之、而不v知2其味1者a乎。後遭v亂渡v江、每v經2危急1、常有2一人左右1。已問2其所以1、乃受v炙人也。


この「已問2其所以1」は、日常使ふ「すでに」の感覺でよむと意味が通らない。
漢辞海には、「すでに」と讀む副詞の句法として、意味に二大別あると説明してゐる。確かに、上の文では、「やがて」「ほどなく」または「然後」など言ひ換へても通じる。

副詞として述語の前に置かれ、訓読では「すでニ」と読むが、意味の上から次の(1)(2)の二つに大別される。
(1)行為が以前に完了してしまっていることを表し、「もはや」「もう(とっくにおわっている)」と訳す。例「舟已行矣」訳「舟はとっくに進んでしまった」(呂・察今)
……中略……
(2)行為や事態が間もなく起きたり現れたりすることを表し、「やがて」「ほどなく」と訳す。ただし、現代日本語の「すでに」の意ではないことに注意。例「廃以為侯、已又殺之」訳「(王の称号を)取り上げて侯としたが、ほどなくまた殺してしまった」(史・項羽紀)


しかし、この二つの違ひといふのは何か。句法に違ひがあるのか、それとも文脈上からしてさういふ意味の違ひが生じるに過ぎないか。結論として、副詞「すでに」の用法として、已の字の意味に違ひの無い事を発見した。また、意義の説明自体、的を外してゐるのではないかと思ふ所があつた。以下論考

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プロフィール

平 春明

Author:平 春明
住まひは神奈川県鎌倉市。東京の渋谷の丘で国文学の勉強をしてゐる学生、はるあきらです。なにくれと勉強した事や、面白かつた事などをかきつらねていきます!
普段から歴史的仮名遣ひですので、こゝでも歴史的仮名遣ひです。
主に、国文学、国語学、日本数学、その他諸々、気に入つた物を紹介していきたいと思ひます。

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