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「幸」の字源は枷の形ではないの論

 この稿では、幸の字源について論じます。結論としては現在の甲骨文説が誤りだといふ話になります。
 まづ、いつからかは分かりませんが(おそらく白川静翁からかと思はれます)、甲骨文学以降、幸の字の字源が甲骨文に見える手枷の象形字で、「死刑だとか悪い処罰が下されるかと思つたら手枷の刑で済む、といふ事から思ひがけない幸せの意味になつた」といふやうに説く説が行はれてゐて、漢字の専門書でもこの説を取つてゐるものが多いですし、テレビやら雑書にも取り上げられて一般でも雑学として知つてゐる人は多いのかと思ひます。本稿ではこれが誤りである事を証したいと思ひます。
 結論の方をいひますと、甲骨文に見える手枷の字は幸福の幸の字とは別の字で、幸福の幸は他の字源を持つた字であるといふ事です。

平成廿九年正月十三日、白川静『説文新義』を調査した結果を追記・補足

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続・別体総説(異体字の分類)

別体総説の続き。今回は別体発生の用と体とを考へた。用とは、なぜ、いかなる理由・要求によつて別体が生ずるかといふ事であり、体とは、どのやうにして、どのやうな別体が生ずるかといふ事である。あはせて、別体から別字になる例を書き留めておく。

平成27年10月10日更新 … 用法の段に「異を好む者」の例を加へた。「歴史的なる別体の発生の由来」の段を加へた。
同10月26日 … 誤字を訂し、歴史的なる別体の発生の由来の「從2各國新製字1。」の説明に、避諱の例を加へた。

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文字学参考書目 附・ウェブサイト

文字学に有用な書物の紹介です。主に古典的な物を中心に。現代でも基礎として欠かせないものはあげるつもりです。

リンク略号
IA … Internet Archives
早 … 早稲田大学図書館古典籍総合データベース
Google … Google Books

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別体総説(異体字の分類)

別体総説

 一口に「異体字」といつてもその種類は豊富である。しかし、世間的には異体字といって様々なものを同じ事の様に言ふ事が少なくない。こゝでは「別体」といふが意味は大体同じである。今、私に考へる文字の別体の分類をしてみる。

 注意。あくまで春明の現段階に於ける個人的な考へ方です。その程度に、どうぞ参考にしてください。

廿七年九月廿一日 続編も書きました。併せて御覧下さい。 続・別体総説(異体字の分類)

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【メモ】文字學抄

文字學について文獻より拾つた記述を。
ひつそりと追記していくかも。

引用句讀は稿者に責任があります。

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プロフィール

平 春明

Author:平 春明
住まひは神奈川県鎌倉市。東京の渋谷の丘で国文学の勉強をしてゐる学生、はるあきらです。なにくれと勉強した事や、面白かつた事などをかきつらねていきます!
普段から歴史的仮名遣ひですので、こゝでも歴史的仮名遣ひです。
主に、国文学、国語学、日本数学、その他諸々、気に入つた物を紹介していきたいと思ひます。

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